給与の3倍稼ぐ理由
お金の健康(経営編)

【従業員必見】なぜ?給与の3倍も稼がないといけないの?


なぜ?給与の3倍も稼がないといけないの?

 

給与の3倍稼ぐ理由

 

今月の売上は、なかなか頑張った!
会社にこんなにも貢献している!

 

でも何でこれだけしか給与貰えないの!?
社長だけ儲けてずるい!

 

会社で働いていると、こんな不満ありませんか?

 

 

でもちょっと待ってください!

社長も従業員に高いお給料を払えるものなら払いたいんです。

 

実は、払わないのではなく、払えないのです。

 

 

そのことについて紐解いていこうと思います。

 

 

売上=利益ではない

治療院経営は値上げをしてはいけない

 

従業員に一番勘違いされやすい数字

売上=自由に使えるお金

 

いやいやいや!

と、私は目の前にこんなことを言う従業員がいたら大きな声で否定をするでしょう。

 

 

経営者では当たり前のことでも
従業員からしてみたら当たり前ではないのです。

 

 

まず利益の話をすると、
業種にもよりますが利益率30%はかなり凄い方です。

サービス業では可能な数字ですが、
飲食業では10-15%出せれば良い方かと思います。

 

 

100万円の売上でも利益率が30%だと
30万円しか利益が残らないのです。

 

これは、経営状態がいい場合の例です。

 

 

では実際にどんな費用がかかるのか?

下記に簡単にまとめてみました。

 

必要経費の例

  • 人件費・・・給与
  • 法定福利費・・・社会保険料
  • 福利厚生費・・・飲食代
  • 交通費・・・通勤時の定期
  • 家賃・・・テナント代
  • 光熱費・・・水道代、ガス代、電気代
  • 材料費・・・材料代
  • 消耗品費・・・事務用品等
  • 広告宣伝費・・・ホームページ、チラシ等
  • 通信費・・・電話代、インターネット代、ハガキ等
  • 修繕費・・・修理代

 

 

人件費は給与だけ?

人件費は給与だけではない

 

従業員に支払われる「給与」もちろん人件費ではあります。

 

しかし、人件費はこれだけではありません。

 

会社が法人であれば社会保険料(健康保険料と厚生年金)というものが存在します。

 

 

あなたが社会保険料を会社から控除されている額と
同様の額を会社も納めているのです。

 

もしあなたが5万円月々、社会保険料で控除されていれば、
会社も5万円月々支払い、合わせて10万円を納めているのです。

 

その他にも、あなたを雇うことで
「教育費」「交通費」など各種費用がかかっているのです。

 

 

実際に支給額(何も引かれる前)で25万円だとしたら、
会社があなたに支払っている額は30-35万円程度だと
覚えていた方がいいかと思います。

 

それだけ人件費というのは、
経費といいう割合でもかかっているのです。

 

 

 

人件費は直接売上に関与しない人の分もかかります

直接売上に貢献しない人の人件費もかかります

 

会社には直接売上に貢献する人と、
そうではない人に分かれます。

 

あなたが売上を直接売上に関係する人であれば、
おそらくそれ以外の部分で会社に貢献している人がいます。

 

私の会社では、整骨院の先生は直接売上に関係しますが、
受付さんはお会計やパソコン作業などで、直接は関与していません。

 

 

売上を直接作る人がこういった人の分も
売上を上げなければいけないのです。

 

 

そういった方が多ければ多いほど、
自分の給与の3倍では足りず、
5倍などに目標が変わってくるのです。

 

 

 

税金という壁

会社の税金のお話

 

会社の本当の利益というのは全ての税金を納めた後に残った資金を利益をいいます。

 

しかしほとんどの会社は税金を払う前(税引き前経常利益)で計算しているところがほとんどではないでしょうか?

 

 

 

会社は、日本に会社がある限り日本の法律上、人と同等に税金を国に払わなければなりません。

 

 

会社が払う税金には様々あり、法人税、法人事業税、法人住民税などあります。

これらは利益の部分にかかる税金です。

 

 

 

もっと言うならば、消費税は利益にかかる税金ではなく売上にかかる税金です。

消費税が10%であれば売上100万円に対して10万円を納めなければなりません。

 

 

黒字倒産と言う言葉を聞いたことはありませんか?

売上があるのにも関わらず資金繰りが厳しくなり会社が倒産してしまうことです。

 

 

黒字倒産する会社のほとんどが、この税金を払えなくなことで倒産をしてしまうのです。

 

 

 

給与の3倍稼ぐを根拠に計算してみる

 

給与の3倍稼がないといけない理由を計算する

 

ある社員の給与が30万円とします。

 

その方の社会保険料(健康保険料・厚生年金・雇用保険)
の半分は会社が負担しなければなりません。

その割合は15%=4.5万円が会社負担になります。

 

 

当然、売上に直接関与しない人の
お給料分も稼がなくてはなりません。

弊社では4人に1人と考えています。
その割合は、30万円+4.5万円を4人で割ります。

34.5万円÷4人=8.6万円となり
1人あたり8.6万円を多く稼ぐ必要が出てきます。

 

 

売上の10%が広告費

給与の3倍は稼ぐことから30万円の給与の社員は、
90万円の売上が必要です。

その為に集客をするのに費用は多少上下するものの
9万円はかかります。

 

 

その他、家賃は売上の10%未満が理想(詳しくは別の機会で)
ですので、90万円の売上に対して9万円程度

 

 

ここまでで経費が60万円を超えています。

 

 

そして更に

その他、材料費、消耗品費、光熱費、修繕費、通信費など

 

経費がかかってくると

経費が70万円、80万円とかかり

利益はどんどん下がってきます。

 

 

結果的に30万円の給与を払っている人が、
自分の給与の3倍を稼いでも全然足りないという
結果になってしまうのです。

 

 

給与を高くしてあげたいけど、
あげられない理由はここにあるのです。

 

更にここに上記にある消費税が、
利益に関係なく、売上に対してかかってきて
経営者の頭を悩ませるのです。

 

 

あくまでも参考例をあげて
書かせていただきましたが、

最低限、自分の給与の3倍は稼ぐ必要がある
ことにお気づきいただけたのではないでしょうか?

 

 

もっとお給料を出して欲しい。
もっとボーナスが欲しい。

その想いを叶える為に
まずは給与の3倍の売上を出し、

5倍、7倍と稼げる人間でないと
その権利はないに等しいでしょう。

 

 

 

 

まとめ

 

事業や業種によって売上規模は違いますが、少なくとも自分がもらう給与の3倍は稼がなければ会社として雇用していることが逆に負担になってしまうのです。

 

ただ、会社によって売上目標や売上数値が違うと思いますので、今回のケースはあくまでも最低ラインのお話にすぎません。

 

 

経営者の方がこのブログをご覧になって頂きましたら、従業員の方にシェアをして頂いても構いませんし、従業員の方がこのブログをご覧になったのならば、なぜ会社がこれだけの売上を求めているのかを理解いただけたかと思います。

 

 

両者にとって、目標を決めるきっかけや、会社の道筋が見えたりなど、何か良いきっかけになっていただけましたら嬉しく思います。


髙橋 洋平
(たかはし ようへい) 著書 腰痛の9割は水で治る  株式会社IMPROVE 代表取締役  ひまわり中央整骨院 代表  〝柔道整復師〟〝中・高校保健体育免許取得〟〝メディア出演多数〟  埼玉県八潮市に生まれ育ち、地元八潮市に2015年に整骨院を開業。開業からわずか3年で、のべ1万人を超える施術を行い9割以上の人が完治に至る。トップクラスの施術家でもあり、2店舗のひまわり中央整骨院グループの経営者でもある。著書・腰痛の9割は水で治る。は発売からわずか2週間で重版を記録し、偉業を成し遂げる。また数多くの実績から、治療院経営コンサルと資産構築コンサルでは、お金の健康のプロとして、日本中からの個人コンサルの依頼がある。身体の健康とお金の健康、両方の健康のプロである。