ブログ 身体の健康

【2ヶ月前に怪我をした手首の痛みが治りません】あなたならどんな施術をしますか?


 

身体の健康情報局 事務局長

高橋洋平

 

 

 

治療家の皆さんは、一緒に考えてみてください。

 

 

患者さんは、同じような症状があったら

こんな原因があるかも!?と知っていただければと思います。

 

 

患者さんの問診

受傷機転

 

2ヶ月前、ランニング中につまずいてしまい前方に転倒をしてしまいました。その時に両手をついて手首を痛めました。最初は両手首に同じような痛みがあり、患者さん自身の判断で「流石に骨折はないだろう」ということで湿布を貼っていました。

 

1ヶ月くらいすると左手首の痛みはなくなり、右手首だけの痛みになりました。しかし、2ヶ月しても痛みは、なかなか治らず、手首がどうにか(骨折や他に損傷している)なってしまっているのかと不安に思い、私に相談をしてきました。

 

 

 

症状

 

痛みの場所は赤で示した部分です。

 

 

 

手首を動かさなければ痛くありません。

 

 

軽度の回内・回外では痛みは無いのですが、

過度の回内・回外では痛みが誘発されます。

(回内=手首を内側にひねる、回外=手首を外側にひねる)

 

他動的に行っても患者さん自身が動かしても痛みが起こります。

 

 

屈曲・伸展・橈屈・尺屈での痛みはありません。

 

 

そして腫脹があるわけでもなく、

クリック音や圧痛があるわけでもありません。

 

 

 

仕事

 

仕事はPCで作業をすることが多く、

普段から手首に負荷がかかるようなことは、ほとんどありません。

 

仕事以外で手首に負担をかけることもありません。

 

 

 

その他

 

内科的疾患があるわけでもありません。

30代・男性

右利きです。

 

 

 

 

治療家の皆さん

これくらいの情報で大丈夫でしょうか?

 

 

 

ここからは私の見立てが入ってきますので、

質問がある方は、ここから先に進む前に質問して下さいね。

 

 

 

 

 

TFCC(三角繊維軟骨複合体)の損傷?

 

治療家であれば誰でも思いつく症状ではないでしょうか?

 

では、整形外科でレントゲンやMRIを撮ってもらいますか?

 

本当にTFCCと判断をしますか?

もう少し考えてみてください。

 

 

 

 

他の要因があるのでは?

Q&Aに答えます。

 

私は「一般的」とか「常識」とかというものを信じません。

 

手首が痛いから手首が悪いという見立てをしません。

 

 

そもそも両手を同じようについたのに

なぜ右手首だけまだ痛いのか?

本当に手首が悪いのか?と考えました。

 

 

 

残念ながら、若い頃の私なら

手首をテーピングで固定をするとか。

 

TFCCだと決めつけて病院で、

見てもらおうと考えていたと思います。

 

 

 

 

では、どんなことを考えたのか。

 

同じように両手をついたのであれば、

左手首が治った時に右手首も

組織そのもの(怪我)は治っていた?

 

でも、なぜ痛みが残っているのだろう?

 

 

 

痛みの原因は他にはあるのでは?

常に患者さんの問診はこんなことを意識をしています。

 

 

 

 

痛みの原因は、痛い部分にない

 

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今回の手首の痛みに限らずに

患者さんにいつも伝えていることがあります。

 

「痛い部分に痛みの原因はありません」

※怪我の場合は痛い部分が原因です。

 

 

 

というより、

全ての痛い部分が痛みの原因ならば、

 

腰痛であれば、ヤ●ダ電機に行って

無料でマッサージチェアに乗ってもらい

タダで治したほうが患者さんにとっても

良いかもしれませんね。

 

 

 

 

今回の手首の痛みは、

怪我と「痛い部分に痛みの原因はありません」

という混合の症状だったと断定できたのが、

 

頚部の神経テストをした時でした。

 

 

なんとなくイメージがつくかと思いますが、

この頚部の神経テストの1つ(モーリーテスト)が陽性でした。

 

このことで、胸郭出口症候群を示します。

 

 

 

 

繰り返しますが、

私は常に「常識」とか「一般的」とかということを

疑って患者さんの問診をします。

 

 

 

 

手首の痛みは、手首を怪我したものが続いているものではなくて

胸郭出口症候群の症状が手首にでているのです。

 

 

 

治療は何をしたの?

 

当然のことですが、手首が痛いのですが手首には痛みの原因がありませんので、

手首には検査以外触れていませんし、手首の施術は一切行っていません。

 

 

痛いところを触ったら痛いのは当然ですし、

青アザがあるところを施術する人なんていませんよね?

そんなんで治るのであれば、素人でも治せます。

 

 

行った治療は、

首の調整(筋肉を緩めるマッサージ的なこと)と

首にかかる負担の軽減(姿勢の矯正)です。

 

 

 

結果を言えば、

痛みは完全になくなりました。

 

 

 

これで治療をやめるから二流治療家

 

ちょっと厳しい言い方をしますが、「痛みが取れたから治った」と思っているようでは、正直私からしてみたら治療家としては二流だと思います。

 

 

それは、痛みの原因を治していないからです。

 

 

 

胸郭出口症候群がなぜ起こったのか原因を考えましたか?

その原因は解決しましたか?

なぜ一回の治療で、その状態が良くなったと言い切れるのですか?

1週間後に患者さんの身体を見もせずに胸郭出口症候群の症状が出ないと言い切れますか?

 

 

 

もし本当に患者さんの身体を良くしたいのであれば、

最初から最後まで、責任を持って治療をしてください。

 

 

患者さんが自分のことを信じてくれなくて来なくなるのは勝手だと思いますが、患者さんが信じてくれる限りは、精一杯の治療を提供することが責任だと思います。

 

 

 

 

 

最後までお付き合い頂きまして、ありがとうございます。

 

 

 

少しでもお力になれたのであれば嬉しく思います。

高橋洋平


髙橋 洋平
(たかはし ようへい) 著書 腰痛の9割は水で治る  株式会社IMPROVE 代表取締役  ひまわり中央整骨院 代表  〝柔道整復師〟〝中・高校保健体育免許取得〟〝メディア出演多数〟  埼玉県八潮市に生まれ育ち、地元八潮市に2015年に整骨院を開業。開業からわずか3年で、のべ1万人を超える施術を行い9割以上の人が完治に至る。トップクラスの施術家でもあり、2店舗のひまわり中央整骨院グループの経営者でもある。著書・腰痛の9割は水で治る。は発売からわずか2週間で重版を記録し、偉業を成し遂げる。また数多くの実績から、治療院経営コンサルと資産構築コンサルでは、お金の健康のプロとして、日本中からの個人コンサルの依頼がある。身体の健康とお金の健康、両方の健康のプロである。